ニュースですよ!

澤田桐下駄工場


澤田桐下駄工場〒729−1108
広島県加茂郡河内町入野2120
電話 : (0824)37−1688

山陽自動車道河内 IC から河内方面へ(北西)車で7分。

工場(兼 展示場)では材料から製品まで各種が揃えられている。
注文で本人に合った一品を製作してくださる(10日間前後の時間が必要)。微妙な履き心地の良し悪しを 見抜いて下さるので 足を持って伺うのが、最善策である。日ごろ履いている下駄がある方は、それも ご一緒に!
お出かけになる前に、澤田さんのスケジュールを直接 お尋ねする事をお勧めします。


澤田満明さん・工房にて

澤田満明氏

広島県河内町に在住の桐下駄職人。会津産の桐をご自分で切り出し、丸太の伐採から手がけて3、4年やっと澤田さんの下駄は製品になる。行程全てをご自分の手でやらなければ納得しない。桐材に触れただけでその材を見抜いてしまう。まさに神業の持ち主である。
独特の焼きを施した桐下駄は澤田氏のオリジナル。この焼桐下駄は素足で履いても汚れた足型がつかない。大型の天目(てんめ)から、民芸調のミニチュアまで美しい焼の模様が現れている。
又、ぽっくりも作れる数少ない本物の職人である。
下駄に対するこだわりは並ではない。愛情も注ぐが見る眼も厳しい。下駄と桐材に関して話し始めたら切りがない、本当に良くご存知だ。
各地で講演会や展示会に招かれ、出向いておられる。
今の澤田さんの最大の悩みは後継者問題。多くの知識も、高度な技術も、引き継いで行く為には、並大抵の事ではない。技術を受け継ぐ為に「昔の親方と弟子のような忍耐強い努力が出来る者が居なくなった。」と言う。
「もしも、誰かが弟子入りしたいとここに来られたら、澤田さんは受けられますか?」と尋ねてみた。「勿論、本気で教えます。」とおっしゃった目は威厳と迫力に満ちていた。
最近では、社会科の日本の伝統に関係した授業で講師を務められたりもしているとか。


可愛がってもらえる台と鼻緒が選ばれ 足に合わせてすげられると、
何年も面倒を見てきた澤田さんご夫妻と下駄のお別れの日です。
展示室の風景・組まれる前の下駄

商品は1つ1つオリジナルと呼べそうだ。サイズや形は同じでも 木目のでかた、色みの違い、女性物・鼻緒鼻緒で本当に違って見える (お値段も違います)。普段履きに出来そうな価格帯の物 (3500円位〜)、洒落てるなと思える立派なもの (6000円位〜)、おぉーこれは凄いと思えるもの (15000円位〜) が並んでいました。あくまでも、工房での展示品の範囲を出ていませんが参考にして下さい。下駄にも本当に多くの種類があるようで、良く説明を受けないと違いが分からない事もあります。時には驚くほど細かい工夫が隠れた所に施されていたりもします (時雨の塗り下駄など)。足と好みに合う下駄を製作していただく事も可能です (20センチの歯が入った高下駄だって大丈夫)。
花魁下駄のような、製作に長期間を要するものでも、半年無いし、1年と言った時間の余裕を持って、相談なされば、仕上げる事が出来るそうです。

展示室風景・女物展示室の風景・作業場展示室の風景・男物

最近こちらのサイトをご覧になられて、ご注文されると、現時点の状況と差があり、「写真通りの」と言ったご注文には、とても長く(次回の原木を得られるまで)お待ちいただいたりすることになるとのお話でした。
あくまでも参考にして、現時点の新しい型などもありますので、お話を良くお聞きになられて、ご注文ください。「どうしても、見れないものは不安」と言うのでしたら、お写真を先にお送り頂く様にお願いするなどの工夫をされて下さい。お値段も、その台やはま、その鼻緒の組み合わせのもので、同じものが無い場合、出来ない場合もありますので、現状をお聞きになられて下さい。
サイトでの記載は、あくまで浅田個人がお伺いした折のもので、澤田桐下駄工場さんの現状とは異なりますので、悪しからずご了承ください。

工房に展示されていた下駄の中から幾つかを撮影させて頂きました。

男焼桐角切り庭下駄・ちりめん緒 男磨桐・黒鼻緒 男焼桐・ちりめん鼻緒 撮影し忘れました。
焼桐男物特大寸。天目とは違い、縦横は普通の比率の下駄です。でも明らかに大きい!
角を落とした角切り(すみきり)に、履き込んだ下駄の安定感を与えた最新作です。足元に、優越感。
5000円〜
柾の桐台を丁寧に磨き上げ、実にシンプルな黒の鼻緒をすげてある。
足に心にしっとりなじむ。
5800円
上質の桐材に独自の焼を施し木の目の面白さを引き出した台にちりめんの鼻緒をすげたとても粋な一品。
5500円
縁も歯も断然分厚く成ってます。体重90kg以上の場合を考慮した厚み。靴のサイズで30cmの方に対応。
12000円

男焼桐天目・黒鼻緒 天目と三八・黒鼻緒 男磨桐大正型・かすり鼻緒 男柾磨千両・白鼻緒
どうしても、足が幅広だからと言う方も大丈夫な天目(てんめ)。幅がなんと五寸。柾目の桐に焼加工と言うとても贅沢な一品。
17000円
天目(てんめ)と三八(さんぱち)を比べてみました。
柾目を磨いた古典正統派なこだわり下駄(写真・右)のお値段は
15000円
台の角をふんわり仕上げた形は大正型。
かすりの鼻緒をすげて大正ロマンを今に伝える一品。
4500円
江戸時代長崎で蘭学を学んだお医者様が小石川養生所でお使いだった歴史を持つ千両型。前歯が特徴で、安定し歩き易い。
5500円

男焼桐右近・かすり鼻緒 白高下駄・黒鼻緒 板前下駄(後穴・普通幅・はま下駄・はまのみ樫材)・牛皮鼻緒 磨天狗一本歯豪傑高下駄・白鼻緒
右近下駄(焼桐・ゴム張り)にかすりの鼻緒。右近には雪駄の安心感と下駄の味わいが同時に。白磨きやゴム無しもありますよ。
4500円〜
実用派の高下駄。男の中の男を気取った バンカラ 学生さんご愛用の一品でござる。
はま(歯)の高さは注文次第。
5800円〜
後穴・後ろの歯の更に後ろまで鼻緒があり疲れさせない。そして歯だけは樫材で持ちが良く、音が美しい。これは5寸はま。3寸、4寸もある。 エコロジー下駄?いいえ、天狗の高下駄です。豪傑の台に一本歯。でも・・・天狗でなくても歩けます、だってほら立ってるでしょ。
小さくて、低めなら
6000円〜

男焼桐一本歯駒型・かすり緒 唯吾足知の鎌倉彫り正助型鎌倉彫り正助下駄側面 柾目焼桐正助(丸型)・柄鼻緒
新作です。健康の為の足首のまねきを重視した一本歯。使い込んだ下駄の高さで、焼桐仕上げ。
健康推進価格にて
4000円〜
唯吾足知、なんだこれ?
鎌倉彫りを施した正助型の下駄なんです。良く見ると鼻緒をすげる穴があるでしょ。真中で割れているのもそれが必要な理由があるのです。
分かりましたか?
立派に歯のついた下駄だったでしょ。
たかが下駄されど下駄。
奥が深いですね。
鼻緒をすげた正助型(丸型)を見つけました。お庭に続く縁側にはこういうお洒落な下駄が最適。お茶の先生ご愛用。焼を施してあるので露に濡れても大丈夫です。

女白磨き日光 女焼桐日光銀柳・赤鼻緒 女白磨き日光銀柳・切り替え裏別花緒 女焼桐右近ヤング型・ちりめん緒
何故か最近、又、ファンの増えつつある、歩くとニの字の跡が付く下駄、
日光。駒型とも呼ばれています。
古布を思わせる鼻緒で
3900円
足形が付かない焼桐仕上げで、女性らしい日光銀柳。
赤い鼻緒が目を引きます。
浴衣姿の白い素足でひょいと引っ掛けて出てみたら・・・
3000円〜
日光銀柳の白磨き。
鼻緒も切り替えの裏別にするとこんなに雰囲気が変わります。
足に合わせて、好みに合わせて選択可!
下駄で歩く事に慣れない若い方でも歩き易いように反りを加え、裏にもゴムを張ってあります。高さで若さも出しています。
6500円

女焼桐右近・柄入鼻緒 写真を取り忘れました。
基本的には左のと同じ。
但し、大きいです。
幅も外反母趾対応で、
女性らしい範囲で少し広め。
女磨桐千両型・黄緑鼻緒 女磨桐千両後丸・紫赤二色鼻緒
夏はお洒落に素足で下駄を、でも安全な下駄でないと心配と言う方にお勧めの一品。定番で良く出る一品。サイズも豊富。
5500円
靴サイズ26cmに対応する3L幅広。この型は、S、M、L、2L、3Lと3L幅広の6種あります。大きいサイズは、少しだけお値段が上がります。 女性用千両型の下駄。
歩き易さに文句はありません。
前歯はつま先から緩やかな傾斜を描いてます。
5500円
女性用の千両型後丸。後ろのカーブが女性らしさを一段と際立たせます。鼻緒も二色で飛びっきりおしゃれな一品。
11000円

女一本歯駒型女性一本歯駒型・正面よりの拡大 女柾桐塗日光時雨カバー付き時雨下駄の歯を比較
踊りのお師匠様ご用達。女性一本歯です。足首を返して、健康増進。踊りも足首強化で美しく決まる。
美容と健康増進価格にて
3500円〜
男性物より、ずっと幅が狭いのに、安定する理由があるのです。下駄を知り尽くす、澤田さんならでは、天板がカマボコ型に成っていて、足が密着するのです。
見た目より、ずっと活動的。
塗りの日光時雨。カバーは簡単に取外が可能。通常の塗り下駄と違い、本当に良い桐材を使用。晴れても降っても粋でありたい。
8500円
歯に極々僅かな反りが入っています。実はこれが大変な違い。雨天に着物に泥撥ねを上げて情けない思いをした人、本物の職人技をお試しあれ。

女焼桐おたま下駄・ちりめん花緒 女焼桐低おたま下駄・かすり花緒 「おたま」と「低おたま」の比較。左が「低おたま」 特注の音を抑えた下駄。
江戸で流行った下駄の復刻版ですが、焼桐で仕上げるのは澤田さんの技。
華やかな古布のイメージを取り入れた花緒で
6000円
焼桐でおたまの復刻版を低くしてより現代的に。おたまが高さで着物の汚れを防いだが、これは安定の良い高さ。
5000円
低いおたまと高いおたまの比較です。高さに合わせて形状も微妙に調整されています。
(中の2つは外のと先後が逆転してます。)
お客様の注文で設計された、音を抑えたゴムなし。本物でありながら現代の生活環境に合わせ、前歯の形を工夫してあります。

こっぽり 薬研堀正目・紫2色緒 女焼桐薬研掘現代 しろ磨き薬研堀現代・柄緒
こっぽり。京都の舞妓さんが履いているのがこっぽりです。
裏が箱状に成っており、歩くと独特の音がする雅な履物だ。
18000円
薬研堀(やげんぼり)
お江戸の薬研堀よりこの名が始まった。粋な女性達に愛された一品。
名前が分かるだけでも相当の通。
14000円
お手軽薬研堀現代版。僅かな反りを施し、形も底への広がりも高さも独自に、現代向けにしてあります。白磨もあります。
4300円
薬研堀現代版の白磨き。
薬研堀とは、形も違うでしょ。花緒も現代的にしています。遊び心を生かして、軽快な音を楽しんで!
5300円

こっぽりと薬研掘の比較 親子こっぽり
同じようでもここが違う。こっぽりの大きな穴に比べ薬研堀は細長い。薬研堀は高さも一定で知る人ぞしる一品なのである。現代版は澤田さんの工夫があちこちに光ります。 親子でこっぽりを履いてみたい。そんな願いが叶います。
ほら、こんな(写真・右)小さい子供用5寸(3〜4歳)のこっぽりも用意されています。
9000円
子供用こっぽりのサイズも5寸、5寸5分、6寸、6寸5分。「歩けないかも・・」なんて心配するのは親のほうだけ。子供は軽快な音と踏ん張れる自由な足を獲得して元気に走ります。文化と健康を知らず知らず吸収している事でしょう。
9000円、10000円、11000円、12000円

子供用右近下駄・おべた(5寸) 子供用焼桐右近下駄・女児用鼻緒・6寸 子供用右近白・5寸、5寸5分、6寸、6寸5分
「歩き始めたミーチャンが・・・」と1歳〜2歳児(おぼこ)が履いて歩ける下駄。
鼻緒も赤系、青系色々在ります。
1700円〜
嬉しい事に、子供下駄にも足形が付かない焼桐が登場。
雑木の塗りとは違い、とても軽い。男女用あり。
ツッカケより絶対に安全!
1700円〜
子供用右近下駄各サイズ。焼桐もあります。
台は白と焼の2種類があり、鼻緒の色も下駄のサイズも5寸(1〜2歳)、5寸5分(3〜4歳)、6寸(5〜6歳)、6寸5分(6〜7歳)と揃っている。
足形が付き難い、焼桐の方が良く出ています。
1700円、1800円、1900円、2000円、(3400円)
子供用焼桐駒型・柄緒 民芸調ミニ下駄・焼桐千両型
子供用の焼桐駒型。本格的な下駄の味わいが、余すところなく注がれる。まだまだ、数が少ないですが、大きく差のつく一歩!
3200円
柾目焼桐千両後丸型の重厚な下駄に見えるでしょ。実はサイズ2寸の民芸調ミニ下駄。小さくても手抜きはしてありません。
2300円
色んな種類のミニ下駄が小箱に入ってずらっと並ぶともうどれにしようか迷うしかない。
高下駄、塗下駄、花魁下駄、時雨下駄どれも 欲しくなる民芸風ミニチュア下駄。

表つき右近 表つき千両 雪駄雪駄のアップ・織りが物凄く詰んでいる
表つきの右近。
以前は正装と言えば表つきと決まっていた。澤田さんの職人仲間が最高の表を作っている。
28000円
表つき千両。
これを履いて出かければ、足元を見られても平気である。今でも手に入る場所があるんですよ。
29000円
南部表雪駄。
今では名ばかりが使われ本物を見る事は稀になった。職人が誉める絶品。他では絶対に味わえない1足。
35000円
最高級の天然葦を使い、澤田さんを唸らせる職人の技によって細かく織り上げれている。これ程に目の詰まった物は年間15足しか作れないと言う。
ここに撮影させて頂いた下駄の桐の材質、木目、色や仕上げ、又鼻緒等がお分かり頂けない事により
参考までにと思い書かせて頂いた金額も何の意味もなさない事を深くお詫び申し上げます。
同じ形状の製品でも細かい微妙な違いで大いに値幅があることをご承知おきください。


製造工程 拝見 出店 ニュース



パンフレットより

澤田の桐下駄

桐のもつ木肌の美しさと軽くて柔らかい特性を生かした焼の下駄です。
桐の材料は本場会津産のものを使用しており、特に柾目のものを多く製造しております。
日本人は昔から素足の生活習慣から下駄を履いて楽しみました。
此の桐下駄は畳の上を歩く感覚にも似ていてしっとりと足肌になじみ履き心地がよいのです。
又、最近では歩くことが少なくなった現在足の健康、体の健康のために下駄を履く人が増えて来ています。
心も軽くから〜ん ころ〜ん
近日、西日本唯一の体験コーナーも併設した
桐のミニ博物館をオープンさせようと努力致しております。
その節はご案内申し上げます。




家に帰る 案内板を見る 引き返す 旅を進める 寄り道をする 縁日へ 知らない人に付いて行く 助けを呼ぶ