11月1日 朝方まで雨。後、曇り。
母から快気の内祝いが届いたので午後、電話をしてみる。観音に代わると、観音は「こんにちは。お元気ですか。ありがとう。」と言う。これには、驚いた。実は、薫がちょっとだけ教えておいたらしい。
観音、食事中にふざけていてテーブルに顎をぶつけた。本人の判断で本日は、入浴無し。

11月2日 曇り。薄ら寒い日より。
午前中、方丈からお電話有り。慧照禅尼の7回忌の件。
庭に砂利を入れる。5袋程度ではほとんど効果は無く、思い立って周辺に掃き寄せられていた砂を集めて中ほどに撒く。観音も出て来て、寒い中、裸足になって手伝いながら遊ぶ。薫は観音の暖かい上着を作る。
夜、幽雪の膝に入って本を見ていた観音、乱暴にページをめくるので指先が少し切れて少し血が出ていた。手を包み込むようにしていると寝てしまう。そのまま、本寝。
よほど寒かったに違いないと思われる。が、室内では靴下は履きたがらないので、裸足のままだ。温かくなったので、深く寝たのだろう。

11月3日 晴れ。
朝方の室温11度。
観音、今日は起きて直ぐに入浴する。
午前中、昨日薫が作った赤いフリースのジャケットと帽子を観音が着て、撮影会。
その後、観音は浄居寺のネコを見に行きたいというので、出かける。参道の下でお墓参りの方の車と出会う。それで引き返す。方丈に連絡すると、お見えに成られた。
観音には少し待っていて、と言ってお客様と応対していたが、観音は裏玄関で待っていたが、待ち切れなくなる。お客様が御墓参りに上がられると、観音は出発してしまう。幽雪が付いて、急いで浄居寺さまへ行く。浄居寺さまの本堂の前で、ネコとしばらく遊ぶ。観音もこれで、納得した。
観音、台所で立ってくるくる回る。回ってみたいらしい。
幽雪はお墓の倒木の処理。庭の砂を中ほどに掃き出す作業。夕方、急激にお腹が空いて倒れそうな感じになる。久しく感じた事の無い感覚だった。
観音は夜も、入浴。

11月4日 朝方雨、のち晴れ。朝方の室温11度。
寒い。ストーブの準備を始める。
レガシィを車検に出す為、チャイルドシートを外して掃除していると、観音が次々と幽雪が持っている道具を奪って自分がやろうとする。
布団を干して、二階の掃除。幽雪が廊下で観音と接触してしまい、観音は壁に頭をぶつけてしまう。薫に愉気してもらって、眠りかけたが布団に連れて行った所で目を覚ましてしまい、起きてしまう。
観音の外套が間に合わない。薫がインターネットで探していたが、フリースの良い生地を見つけたようだ。「ポーラーテックの200番よ!」と、兎に角これにご機嫌な薫だ。

11月5日 晴れ。朝方の室温10度。
朝、ストーブを点けることにした。
昨夜、1時頃、観音が突然激しく泣き出した。オシッコが出たからなのか、とも思ったが、どうもそれだけではないようだった。怖い夢でも見たらしい。「怖かった」と証言したようだ。
幽雪、午前中、勝運寺さまのお手伝い。
午後、少林窟道場へ7回忌の件で、打ち合わせに行く。法事の引き出物の作成準備と、手配。
浅野医院へ行き、先般の人間ドックの結果を聞く。
午後は薫と観音は裏手の落ち葉を集めて燃やしていたようだ。
夜、閑山さんから電話。薫が話している時に、幽雪と遊んでいた観音が、体勢を崩してテーブルの縁で左眼の横の辺りをぶつける。1センチくらいの赤紫色の線状に痕が出来る。今日は、薫とずっと一緒に行動していた観音は、少々疲労があったもよう。
靴下、パンツ、ズボン、手袋などを自分で身に付けようとし、実際、結構上手に着ていた。
コーヒーを入れると観音も「飲みたい」と言う。ミルクコーヒーにすると美味しそうに飲んで、それを二つのコップに移し替え移し替えしていた。何時の間にか、ほとんどこぼすことなく上手に移し替えられるようになっている。

11月6日 晴れ。
朝方の室温10度。朝と、夜はストーブがいる。
昨夜も1時頃、突然激しく泣き出す。一年前の事に由来するのだろう。
昼前、法事の日取りの相談に見えられた方有り。慧照禅尼の7回忌と重なっていて為、一騒ぎ。
午後、観音は、幽雪にオンブされたがり、庭を散歩してると眠ってしまう。1時間半ほど昼寝。
夕方、少林窟道場へ。引き物の手配で連絡事務。
観音自身が入浴したいと言い出す。最初、ベビーバスで腰湯、それから湯船に入ったり、縁に腰掛けたりを繰り返し、更に頭を洗うと言い出して、シャンプーを何度もつけて入念に洗う。そして、また湯船に入る。1時間以上の入浴になる。彼女のリズムを守って、薫も根気強く見守っていたが、薫の方がへたばっていた。
上がってからも1時間半ほどごろごろと調整をしている様子の観音。

11月7日 曇りのち晴れ。夜に成って雨。
裏庭の掃除。薬師堂の掃除。山内外の華の入れ替え。
オムツをしてほしい、と観音が申し出たらしい。薫、本人の希望ならとパンツの中にオムツをしていた。観音の説明は、夜、赤ちゃんのように泣いてしまったからだと いうことだ。
ストーブを取り出した、ストーブ用の囲い柵の中に入れて欲しいと観音が申し出る。柵の中に入って遊んでいる。更に、観音は自分だけ柵の中に残したまま、薫に洗濯に行って来なさいと言ったらしい。薫は、観音の希望にしたがって洗濯物を干しに行ったそうだ。帰ってくると、柵の中で、独り言を言いながら真剣に遊んでいたとの事。
午後、観音は幽雪と庭の掃除。薫が本堂の手洗いを掃除していると観音もトイレの掃除をすると言い出し、ほうきを持ち出す。
夜、方丈からお電話有り。畳替えをすることにしようとの事。

11月8日 晴れたり曇ったり。風強し。
昨夜の雨は、夜半に雷を伴った。音と地響き、最初と最後は落雷だったと言うのが薫の見解。見事にぴたりとならなくなった。
佐和子先生がお訪ねくださった。

11月9日 晴れたり曇ったり。かなり寒い。
引き出物の手配難航。
レガシィの車検が終わり、受け取りに行った。その後、少林窟道場へ。
観音が、階段で変な風に前のめりに回転した。落ちはしなかったが、顎の辺りをぶつけたのかもしれない。幽雪が手を出して受け止めようとした際、鼻の辺りに手が当たった模様。叩かれたように感じたのか、激しく泣く。

11月10日 晴れたり曇ったり。寒い。
方丈から7回忌の案内状の検討に入る指示。

11月11日 晴れたり曇ったり雨が降ったり。やや暖かい。
畳屋さんが枚数を数えに来られる。
観音、サクマドロップを食べていて、飲み込んでしまう。食道が押される感じがしたらしく、少し泣く。初めての事で、大いに驚いたようだ。
観音、入浴後にお腹が空いたと言い出し、シュウマイを少し食べる。夜食とは、これまた初めてだ。

11月12日 晴れ。暖かい。
朝方の気温は昨日までより8度くらいも高く、19度ほど。湿度が高いようで島並も霞んでいる。
観音、昨夜の夜食が効いたか、あまり食が進まない。
午後、幽雪が観音を連れて散歩。浄居寺経由で黒滝山のさくら堂まで歩く。観音にとっては、遠足となった。紅葉が盛り。
夜、薫が畑から取ってきた何だかの巨大な葉っぱの炒め物を観音も喜んで食べる。芯の所がほっくりしていて美味しい。

11月14日 晴れ後曇り。
朝方の外気温6度。室温11度。
畳屋さんが表替えをして下さるのに西の室中6枚と西序の箪笥の下の2枚を持って帰られる。畳を除けた床を掃除する。ついでなので、室中の床下のゴミもと言う事で座板を剥がすと、痛みが激しく釘が残ったまま板が抜けた。結局、そうこうする内に、部分的に座板の交換が必要なのではとなった。
連絡を入れると 方丈が、見に寄って下さり、電動鋸と道場の床下にある材をと言って下さり、廣州師が早速にお届けくださる。
床下から出てくる幽雪いざ始めると、塚も外れて居たり、土壁が落ちていたりと仕事が膨れ上がった。時間との勝負に成った。畳が帰って来るまでに、座板まで張りおえなくてはいけない。作業を手伝う観音幽雪が切り、薫が打ち付ける。観音も釘の袋を持って、一生懸命に薫の補佐を務めている。
あと数枚を残して、トラックが上がってくる音、タイムアウト!とうとう、間に合わなかった。板を打つ薫の横を、畳屋のおばあちゃんが掃いて下さる。その後ろから畳が入って行った。
畳屋さんが帰られると、ずっと手伝っていた観音は ネコを見に行くと主張し、薫と共に浄居寺へ散歩に行く。
昼寝も無かったので、疲れ果てたようで、夜9時頃に薫に抱っこされて眠ってしまう。そのまま本寝。
それから夜にかけて畳拭き。
観音は床の掃除や座板の張替えをどんどん手伝ったが、電気ノコが怖かったようだ。けたたましい大きな音には恐怖を覚えるようだ。プリンターを動かしたら、その音で少し目を覚ます。音に敏感になっている。

11月15日 晴れ後曇り。
午後、畳屋さんが畳を取りに来られる予定になっていた。居間の畳を持って行ってもらうことになっていたので、居間の片付けをする。が、結局、畳屋さんは来られなかった。
観音は午後から入浴する。
午後、十楽教子さんお見えになる。薫の新曲「いのち」の編曲をして来て下さった。
夕方、観音と庭を散歩していたら、観音が醤油を買いに行かなければ、と注意してくれたので、買い物に行くことにする。少しドライブしたら、眠ってしまう。6時頃から2時間ほど。
その間に十楽さんお帰りになる。観音、お別れが言えず。
観音、夜も入浴。

11月16日 晴れ後曇り。
朝、畳屋さんが居間の6枚と西序の2枚を持って帰られる。
薫は「いのち」の譜面を同封した観音の挨拶状を作る。これで観音の挨拶状は全て完了。
午後、七回忌の案内状のレイアウトをする。
夕方、少林窟道場へ届け物に行く、と言ったら観音も行くと言う。幽雪が準備に手間取っていたら、観音は待ち切れなくてガレージで騒ぎまわり、終に車に頭突きしてしまったらしい。郵便局、少林窟道場、勝運寺と回ったが、観音は全く下りようとせず。「大きなドライブか、小さなドライブするの」と言う、眠いのだろうと思って、少しドライブする。眠ってしまう。
畳屋さんが居間へ畳を入れに来られるので、二階へ連れて上がって寝かせる。
薫が、畳を敷くための整備の最終段階で、古新聞を敷きながら、2人の男の子の母親が書いた記事に笑ったと教えてくれた。弟の保育園の面談で、何をするのも遅くてどうにか成りませんかと先生に言われて「成りません。」と答えた不届きな母なのだと始まるそうだ。その暫く前に小学生の兄の面談で、先生に「給食を食べないで遊んでばかりいるので、取り上げたが、それは彼には全く無駄だった。」と報告を受けて帰り、家で尋ねると「給食の遅いやつは5時限目が始まる前に、自分で食器を給食室へ返しに行けば良いんだから、何も困らないよ。」との事。子供は面白いと思ったところだったので、弟の話を聞き「お前もか」と内心笑ったと言うのだ。だが、夜も寝れぬほど真剣に悩んで下さっている先生には申し訳無いと言うので、特訓を始める。時計の読めない保育園児なので、砂時計を用意して、「いいかい。時計と競争だよ。さあ着替えて。」と言う。と、彼は先ず砂時計を観察。「負けちゃうぞ。早く!」と声を掛けると、大慌てでパジャマを脱ぎ、慌ててパンツまで脱いでしまい、又、砂時計に見入る。そして、「ママ、砂時計に負けちゃったよ。」と言う息子の姿はスッポンポン。「可笑しすぎる、もうダメだ。」と書いておられたそうだ。大きな器で接する事が、人を豊かにする秘訣かなと、何かを考えながら笑う薫。
夜は、居間の畳拭き。観音は、時々お菓子を持って来てくれたりした。

11月17日 晴れ後曇り。
幽雪は、居間の畳拭き。
昼食後、服が汚れたので薫が着替えさせていたら、ふざけ過ぎて、後ろに転んでしまう。頭頂に近い右後頭部の辺りをラグを敷いた床にぶつける。それほどひどいようではなかった。
騒ぎ出した観音を、薫が眠いのだろうからとオンブすると、暫くして眠る。
夕方、十楽さんお見えになる。先日の楽譜の修正を持って来て下さる。薫は音楽の講義をしてもらったようだ。
その間に観音は目を覚ます。少し早めにお風呂にする。
夜は本堂の畳拭き。観音は、お腹が空いてしまったらしく、夕食の鍋の残りで夜食。

11月18日 朝晩は晴れ。日中は曇り。やや暖かい。
昼前、少林窟道場へ届け物に行く。観音も同行するが、降りようとせず車中で待つ。
幽雪の姿が見えないと、自分で靴を履いて外へ出てみようとする。

11月19日 晴れ。寒い。朝方の気温2度。室温8度。
昼前後、勝運寺さまのお手伝い。勝運寺方丈はおられず、東堂様が導師。
その間に、薫と観音は電車で竹原の保健センターへ行き、1時からある2歳児の歯ッピー健診を受ける。幽雪が車で迎えに行く。終わったのは2時半頃か。
観音は歯医者さんの検査は泣いて拒否したらしいが、その他の身体測定の時などは他の子をリードして泣いている子供を「怖くないよ。大丈夫だよ。」などとなだめて回ったらしい。
3時過ぎくらいに畳屋さんが畳を取りに来られる。西序の4枚と玄関の6枚を持って帰られる。玄関の座板や居間との境の敷居をシロアリがかなり食べていた。
観音、7時頃から眠った。もう起きないで本寝かと思ったが、10時頃になって目を覚ます。歯ッピー検診が、よほど疲れたようだ。それから夜食のような夕食。


11月20日 晴れ。朝方の室温10度。
朝方、向台さんと母からお電話有り。
午前中、勝運寺さまのお手伝い。今日も導師は東堂様。東堂様は運転免許の高齢者講習に出なければならないとの事で、初七日は幽雪が行く。
午後、玄関の間の座板を補修する。観音も一生懸命、手伝う。幽雪が初七日から帰って来るや否や、予想より2時間近く早く畳屋さんが畳を持って来られる。玄関の間は、未だ無理だからと、明日 敷いて頂く事になる。
夜までかかって座板の補修終了。しかし、少林窟道場から頂いた板はすべて使ってしまった。出来る限りでの交換。
薫は大工仕事で負傷。釘を抜いていたら、釘の頭だけが取れてしまい、後ろに吹っ飛んで木っ端などを入れていた箱に突っ込む。左の大腿部の後ろから腰に掛けてを打撲。腰と、背中を痛めたようだ
薫、痛いと言いながら、観音が 抱っこから放り上げて欲しいと言い、かなり胴上げをしたようだ。
幽雪、夜は西序の畳拭き。
観音、夜は キューピー人形とまま事遊び、意識が朦朧として来たらようやく歯磨きをして寝る。

11月21日 曇り。やや暖かい。
方丈が平田木材さんにお電話下さり、今朝、平田木材さんが板を持って来て下さる。。
午前中、畳屋さんが玄関の間の畳を敷きに来て下さる。
午後、薫と観音は平田木材さんと少林窟道場へ。方丈から七回忌の案内名簿をもらって来る。夕方、幽雪が少林窟道場へ。
観音の為に早めの夕食にするも、そこそこで眠くなってしまったらしく、薫に揺すってもらいながら眠り込む。一寝入りしてから、入浴。

11月22日 曇り後晴れ。やや暖かい。風強い。
残っていた畳を全部拭き上げ、夕方からお墓の参道、裏庭の掃除。薫と観音も床の間の華を入れたり、庭の掃除をする。観音は結構一人で動き回る。行動半径が大きくなっている。
薫は先日腰を痛めたことが原因か、風邪のような症状を呈しているようだ。鼻が痛くて、鼻水が垂れるらしい。寒気もするようだ。防寒着を着込んでの掃除。
観音、夕食を食べながら、眠ってしまう。午後の作務が長かったから、よほど疲れたらしい。
入浴したがるので、早めにする。しかし、湯船に入らずに遊ぶばかり。先日、夜遅くに入浴して遊んでいた時、「夜遅いのに遊んでいたらダメ」と薫に言われたかららしいが、早く入ったのだから遊んでいても良いだろう、というのが観音の主張らしい。

11月23日 快晴。日中は暑いくらい。小春日和。
午前中、法要一件。
方丈を観音と下までお見送りする。そのついでに駐車場をぐるぐる歩き回り、お稲荷さんでも遊ぶ。草履を履いていたが、駆けるとしばしば脱げそうになる。そして二度ほど転ぶ。
午後、露地の方丈の書斎の荷物を東序に移す。
幽雪、少林窟道場へ。観音も同行する。夕日が綺麗だったので、車を止めて眺める。雲一つ無く神々しい日没だった。
観音は、先日、歯ッピー検診で頂いて来た歯間ブラシを自分で結構上手に使う。抵抗がないようだ。
大まかに絵柄に沿って紙を切り抜けるようになっている。手の動きがかなりコントロールできるようになったのだろう。
CDは自分で電源を入れてCDを出し入れし、自分でスタートさせて聞いている。取り扱いも、見ていて不安はない。ポニーテールの女の子が出て来る "What's your name ?" が現在のお気に入り。

11月24日 晴れ後曇り。夜になって時々小雨。
朝方の外気温5度。室温11度。やや寒い。日中は暖かい。
未明に観音が足をバタバタさせて、うなされる。オシッコをしたいのかな、と薫と話したら、「オシッコ出ないの」と叫んで、更に足をバタバタさせる。その後、又眠る。
今朝は東西の露地の畳をお持ち下さる。座板は問題ないようだった。
閑山さんからお電話有り。
清水先生にみかんを発送する。郵便局が送料を間違えていて、後で精算してもらう。
昼前、幽雪と観音は少林窟道場へ廣州師に編集済みのMDを3本にまとめ頂くよう依頼。観音は、降りようとせず。
午後、幽雪、異様に眠くなって昼寝。しばらくして観音も眠ってしまって連れて上がられる。畳屋さんが来られるまで2人で一緒に昼寝。
夕方から東の露地の畳拭き。続いて東序に出していた荷物を戻し、更に東序の荷物も出す。
観音、今日は牛乳をトータルで1リットルほども飲んだ。

11月25日 曇り。暖かい。朝方の室温16度。
夜中の2時頃、観音が泣いているので、見てみたら、薫の枕元に座っていた。
観音は今朝から鼻声になっている。薫も咳がひどい。
朝、東序の畳を持って行って下さる。
昼前、墓地所の場所が不明になられた方が、見に来られる。方丈もお見えになる。
午後、東序の座板直し。ほとんど大丈夫のように見えたが、結構シロアリに食べられて朽ちていた。
夕方、畳屋さんが来られるまでに直せなくて、畳屋さんも釘を打って下さった。大間の畳を持って帰られる。
体調不良の中、作業している薫と、手伝いばかりの観音を考慮して、夕食はラーメンを食べに出る。観音、帰りの車中で 眠り就く。

11月26日 曇り一時小雨。
作業着姿の薫と甘える観音朝早く、薫が仕事をしていたら、ふと目を覚ました観音が「ははうえー!」と叫びながら廊下を走って行った。そのまま薫に抱かれて行き、居間で薫に愉気してもらいながら眠る。
観音は鼻水が大量に出ている。午後から熱も出る。夕方、一眠りする。目が覚めてもしばらく布団の中でごろごろしていた。熱があってだるいようだ。
大間の座板の補修、内陣の根太の補修。薫は、観音の体調を見ながらの作業と成る。
夕方、大間の畳を持って来られる。薬師堂の畳を持って帰られる。

11月27日 曇り。朝方の室温11度。やや肌寒い。
御薬師堂の座板補修。最初は問題無いように見えたが、外し始めるとどんどん補修個所が増えて、夕方までには全く終了せず。夕方、畳屋さんが来られた時には穴だらけだったので、畳は本堂に置いて帰られる。
薫、にんにくの皮剥きをし、醤油付けを仕込む。観音お手伝い。

11月28日 晴れ。
御薬師堂の座板補修。
観音は鼻水を拭き過ぎて鼻の下が赤くなって痛いようだ。鼻を拭くことを嫌がる。しかし、垂れて来る。
薫と観音は昼前に少林窟道場へ行き、方丈から観音用に小さな金槌を頂く。同時に七回忌法要の追加の御案内名簿をもらって来る。追加の新規参禅者、90名くらい。
夕方、畳屋さんが来られ、御薬師堂と露地中央の畳を入れてもらう。これで表替えは終了。後は拭き上げだ。
夜、本堂の畳拭き。
お腹が空いたのとオシッコをしたかったのと、更には親に遊んでもらえないことが重なったことが原因らしく、脚をジタバタさせて騒いだ。その後、抱いて外を少し散歩し、「何か食べようか?」と言うと素直に成っていた。結構な鬱散になったようだ。
祖玄師と老尼のCDのことで相談。編集はやはり幽雪がすることになる。ジャケットデザインはもう少し検討しようということになった。

11月29日 曇り。
少林窟道場の畳替えが始まる。朝方、残りの板を取りに来られる。
本堂の畳拭き。
夕食の準備を手伝って、観音は 椅子によじ登ってお皿やお箸を洗い籠から取り出して並べる。お客様として、ネコちゃんが来ていると言い、ネコのために食事の間中、お皿やフォークやスプーンを一々取りに行く。兎に角、繰り返し往復する。千本ノックのよう。

11月30日 晴れ。朝方の室温11度。
薫は徹夜で仕事していた模様。
午前中、本堂の残りの畳をざっとだけ拭き、掃除機かけ、拭き掃除、庭の掃き掃除。観音も庭の掃除を手伝う。
午後、法要一件。方丈もお見えになる。観音も黒の作務衣で丁寧にご挨拶すると大変感心される。
流石に疲れが出たか、幽雪も夕食は細くなる。観音も進まない。薫は、朦朧としながらと言った感。