12月1日 晴れ。
本堂の畳拭きをしていると、幽雪、腰が痛くなり始める。体勢を変えながら行う。「今年の海蔵寺のロウハツは畳拭きだね」と薫。
観音、花壇の整備。薫が付き添う。
夕方、少林窟道場からMDダブルデッキを借りて来る。観音も同行したが、そのまま車に乗っていて、少しドライブすると眠る。
夕食の鍋にこの冬 初で、頂いたお餅を入れる。観音も大いに喜んで食べる。
夜、老尼のCDの編集終了。

12月2日 晴れ。
一輪車に回収してあった、灰で観音が遊んでいたことから始まって一騒ぎ。
観音が、茶色いネコがお墓の方へ上がって行ったのを見、探しに行く。幽雪が同行して、お墓を全部歩いて回る。一番上で「帰りたくなっちゃったの」と言い出す。結構疲れたらしい。
薫は少林窟道場へ。幽雪 夜、大智老尼のCDのジャケットデザインを薫と考える。

猫を撫でる観音。12月3日 曇り。夜、雨。かなりまとまって降る。
観音、昼にリュックを背負って、浄居寺さまへネコに会いに行く。保育園の運動場で遊んでいる数人の子供たちをじっと見つめていた。
午後、少林窟道場へMDデッキと老尼のCDの編集済みMDを持って行く。ちょうど7回忌の案内状を封筒詰めされているところだった。観音は車の中で待っていて、そのまま眠ってしまう。不安なまま眠ったらしく、帰ってから布団に入れたが、間もなく目を覚ましてしまう。
そのまま起きて遊んでいたが、どうも眠そうなので、暮れてからもう一度ドライブに連れて行く。今度は、1時間半ほど眠った。
その間、体調不良の薫は少し仮眠していた。目を覚ますと、胃に大量のガスが溜まったようになっていた。そして吐き始めた。風呂で足湯をしたようだが、終にダウン。布団に入ってしまう。風邪か。
観音と幽雪は薫と観音が作りかけていたカップケーキの続きを焼いたり、肉野菜炒めを作って夕食を食べる。観音は想像上のネコやイヌにケーキやミルクを供えて食べさせる。

12月4日 曇り。午前中時々雨
岡崎さんが墓地所で工事を始められる。
薫は何とか起き出す。徐々に回復して来る。お歳暮の準備を始めたようだ。
観音は塩分を嫌っているようだ。昨夜の肉野菜炒めも醤油を少しかけたのを見たら、もう「辛いから」と言ってあまり食べなかった。今日も朝食をあまり食べなかった。薫が出したおかずも、これも「辛い」と言ってほとんど食べなかった。汗をかかなくなって塩分の摂取量をうんと落としているのだろう。自然の計らいのようだ。
昼前に観音と一緒に、ご近所さんだけ法事の案内状を配って回る。
観音も昼食は、喜んで食べた。麺の引き出しの前に、畳の表替えの為に棚を持ち込んで置いてしまい、麺が出せなかった為に、久し振りに食べたからだろうか。
昼過ぎに抱っこして歩いていると眠ってしまう。昨夜は遅くまで眠らなかったようだし、今朝も早くに一度目を覚ましたらしく、睡眠が足りていなかったのだろう。昨日、少林窟道場へ行った時に車の中で一人で眠ってしまったのが、よほど不安だったに違いないと思う。
夕方、幽雪が観音と一緒に買い物に行く。観音は一人でどんどん商品を見て回る。最後に「玉子だよ」と言うと、すぐに玉子の場所へ。観音は、近くにいた人に取ってもらえるように頼んだらしい。その人は一ケース取ったものの観音には無理だ、と躊躇していた。急いで幽雪が受け取る。そのことが観音は不満だったらしく、帰ってから玉子を人数分 次々取り出して割る。薫、徐々に回復中。
カウンターが12000を超えた。

12月7日 雨。
薬師堂の畳拭き。
薫が、お届けものに行くと言うと、観音も長靴を履いて準備。レインコートを着せて貰って付いて行く。回覧板を持って行く時も、観音もレインコートを着込み、傘をさして付いて行く。
夕方、薫がお歳暮の発注、郵便物の発送に行く時には、観音は置いて行かれる。幽雪とお八つをしながら待つ。お八つを食べ過ぎたか2人とも夕食は余り入らない。薫は、本日収穫された小松菜をバケツ一杯分食べていた。
観音、今日は幽雪と入浴し、その後に空腹を訴えて、夜食。

12月8日 終日小雨が降ったり止んだり
雨の中、球根を植える薫と観音小雨の中、薫と観音はレインコートを着て、チューリップの球根を植えに行く。観音は片手に自分の小さなバケツに肥料を入れて持ち、もう一方の手に柄杓を持っていたようだが、山門前のコンクリート舗装された坂道でバランスを崩して転倒。バケツの肥料を引っくり返すまいとしたようで、地面にバケツを置いたものの、自分は下りの勢いでその上を越えて前方にでんぐり返し。左側頭部辺りを打ったようだ。大泣き。観音は勿論だが、一緒に球根やスコップなどを持って歩いていた薫も、びっくり仰天。
観音、午睡はしたが、食事はあまり進まない。
歯が痒いのか、歯ブラシを渡すと、しばらく噛んでいた。
観音が今日は「ユーヤ」としきりに言う。時折、通園中のお子さんや親子の会話を聞き覚えて、突飛な発言をして我々を驚かす事がある。「ユーヤ」?お子さんの名前だろうか。

12月9日 晴れ時々曇り。朝方の室温10度。やや寒い。夜になって雨。冷え込んで来る。
やはり昨日の転倒は重症だったようで、今朝はなかなか目が覚めなかったようだ。
朝、幽雪がお薬師堂の新しいゴザの掃除をしようと思って行くと、茶色い小鳥がバタバタ飛んでいた。外へ逃がそうと思ってサッシを開けていたら姿が見えなくなり、上の軒の隙間から逃げたのかと思う。だが散乱した糞を拭き取っていると入り口に近い上から、バタッと落ちて来くる。生きてはいるようだがそのままジッと座っているので、側に座って愉気をした。段々目をつぶって来たり、時に物音がした方に首を巡らしたりしていた。
そうこうする内、電話がかかって来て、その場を離れる。観音がちょうど起きだして来ていたので、連れて見に行く。まだ鳥はそのままだった。観音が側に座ったらその振動でビクッとした。そして愉気しようと観音が手を出したら、バッと飛び立って出て行った。
昼に薫と観音は買い物に行く。午後、薫はお歳暮の荷造りと送り出し。

12月10日 曇り時々晴れ。
朝方の外気温1度。室温9度。冷え込み厳しい。寒風強い。夕方の気温3度。夜半の気温1.5度。
観音、遅くまで寝ていた。やはり一昨日の打撲はひどかったのか。
昼過ぎに観音が薫と少林窟道場へ行くと言い、車の中で待っていると言うから、車へ連れて行って一緒に座っていた。薫がなかなか来ないので、どうしたのだろうかと思い薫を探すと、薫は幽雪が行くものと思っていたとのこと。そうと分かったので、幽雪が行く事にする。
観音、方丈の所でアイスクリームを頂いて食べる。その途中、持って行った郵便物の入っていた袋に何か乗っているのを観音が見つけて手を伸ばそうとした。そうしたら、方丈が慌てて制止した。方丈の鼻糞だったらしい。観音は泣き出してしまった。悔し泣きという感じ。オシッコも我慢していたようで、帰山してからすぐにする。
トウ隠老師の書を入れた風呂敷納品される。
岡崎建設さんのお墓の工事は一応終了。外れて落ちていた、風呂場のタイルの手配をして下さる。
夕方もう一度、少林窟道場へ。観音も同行するが、眠かったようで、また降りないと言う。仕方なく幽雪だけで、用件を済まして帰ってみると、またもう眠っていた。帰山して降ろそうとすると目を覚ます。結局昼寝無し。
CDのレーベル面印刷は、CD−Rに直接印刷できるプリンターを東方寺に入れることになったとの事。
観音は入浴後、お腹が空いたと言い出して夜食にピザを食べる。就寝が遅くなった。

12月11日 曇り。朝方の外気温2度。室温7度。
岡崎さんがタイルを持って来て下さる。
昨日も今日もだが、岡崎さんにお茶をしてあげる時、観音も喜んでご一緒するのだが、寒風の吹きさらしなので、寒さに震え上がってしまう。帰って来るとしばらくストーブを背中に背負って毛布を膝にかけて身体を温めていた。
幽雪が庭の草取り、観音も少しするが、間無しに 浄居寺さまへネコを見に行くと言い出し出発。保育園で滑り台やブランコをする。
ファンの掃除をする。観音も手伝ってくれて歯ブラシでゴシゴシしたり、オレンジクリーンをスプレーしてくれたりした。
夕方、郵便物を出しに行く。観音も同行する。帰りに少しドライブすると眠ってしまう。その後、2時間ほど眠った。
夜、棚の前で何やらやっていた観音の左足の甲にトマト缶が落ちる。
観音の左下奥歯の奥の歯茎にイリコの骨のようなものが刺さっていたらしい。しばらく痛かったようだ。
観音の負傷した、右手親指の先は依然として痛々しい。しばしば皮がむける。

12月12日 曇り。朝方の外気温3度。室温9度。
二階の窓の障子を張り替える。
午後、少林窟道場へ届け物。方丈には会えず。
夕方、観音は薫にオンブされて眠る。5時頃から1時間半ほど。
観音が目を覚ますのと前後して幽雪は再び少林窟道場へ。方丈、祖玄さんと老尼のCDの件で打ち合わせ。CDの内容自体は方丈が既に全て聞いて下さり、問題無いとのことだった。ジャケットのデザインの素案を持って行ったが、ほぼそれで決まりのような感じ。老尼の写真はどれを使うか、という話になり、昔整理したアルバムが登場。色々面白い写真もあるので、ジャケットの裏側に写真集のようにいくつか写真を載せるかな、という話になる。
そこで7時半になってしまったので、幽雪は退散。
帰ってから遅い夕食。今日頂いた新巻鮭の尻尾を焼いて食べる。美味しい。観音も喜んで食べ、最後はお茶漬けにする。それでも足りなくてイカの塩辛のお茶漬けを食べていた。
観音、幽雪に向かって「母上」と言ってしまい、間違いを指摘されると、何だがおかしくなったようで、盛んに「母上」と言ってはのけぞって笑っている。以前、「ジャガイモ」という言葉が無性におかしかった時がある。

12月13日 曇り。朝方の気温3度。室温8度。
さんこう計画さんが歴住墓の工事に入られる。今朝、嵩さんの要請で事前にお経を上げる。基礎をするために少し土を掘ったので、その土を庭に入れてもらう。
さんこう計画さんとお茶をする。二人の青年が仕事をして下さっているが、観音はお菓子を勧めたり、牛乳を差し上げたりするが、とても恥ずかしがる。
最近、観音が「これ何だろう?」と言うことが多くなって来た。
幽雪が庭の地ならしをしていると観音が出て来て、一人でどんどんお墓の方へ上がって行ってしまった。急いでついていったが、お墓をぐるぐる回って来る。
西の障子を洗ってはがす。
薫が観音に箸の取り方、置き方の作法を教えると、早速自分でやってみて、うれしそうにしていた。

12月14日 晴れ。朝方の外気温1度。室温8度。
西の室中、西序の障子張り。
午後、永岡居士お見えになる。養子になられて岡田姓になられたそうだ。磁気活水器の原理について聞きに来られた由。夕食をご一緒する。
3時の休憩から嵩さんも5時まで加わられて話が弾む。
観音は4時前から2時間ほど昼寝。

12月15日 晴れ。日中は暑いくらい。
早朝から薫は台所、居間の根本的片付けを始めていた。
さんこう計画さんが墓石を運び上げ、組み立て始められる。一番大きな天板までは手が回らなかったようだ。
薫は、お茶の時間にゼンザイを出そうとして、食器棚から器を出す時に茶碗を落としてしまう。一つ粉々に割れる。薫、いたくショゲル。
夜、町内の寄り合い。幽雪が参加。
遅い夕食。豚肉の炒め物。よく食べて、お代わりする。

12月16日 曇り後午後から雨。夜まで結構本格的に降る。
午前中は、お墓の工事が続く。
午前中、生ゴミ処理装置の実演をしに来られる。粉砕して乾燥させるようだ。昼過ぎまで薫が色々話していた。結局、粉砕機としては良いが、キッチンに組み込んでのシステムが薫には納得が行かなかったようだ。実演に来られた方が、「奥さんみたいに一つ一つにこだわってやっていらっしゃる人に会った事無いですよ。女の人じゃないみたいだ。」とおっしゃっりながら、帰って行かれた。
夕方から観音は眠ってしまう。4時前から6時前まで。
その間に幽雪、少林窟道場へ郵便物の届け物と年賀状の印刷に行く。
帰りに海蔵寺に向われた方丈の車と一緒になる。お茶をご一緒する。そうしている内に観音も目を覚ます。最初は怪訝そうな様子だったが、夕食をご一緒する事にして 喜ぶ。

12月17日
龍昌寺さんへ「大乗禅」誌3年分を送る準備。

12月18日 曇り。
幽雪、午前中に方丈と共に出発。閑月会に参加する為に、石川県の加賀温泉郷へ。5時間ほどの旅。夕方4時過ぎに会場であるホテルの佳水郷着。悦道師、哲秀師等と同室。悦道師に会えるとは思っておらず、嬉しい驚きであった。
6時から8時まで閑月会の会食。御誕生寺の施主が今年の5月に急逝されてしまい、土地だけは何とか確保されたが建物を建てる目途が立たなくなってしまったらしい。
閑月会解散後、西野さんが尋ねて来られていたので、松野宗純老師も誘って出かけた。
薫と観音、昨日作っていた小包を送り出してくれた。

12月19日
9時にホテルをバスで出て、大乗寺へ。お茶を頂き、お経を上げる。その後、バスで金沢駅まで送ってもらう。
悦道師、哲秀師と共に福井駅で降りて大乗院さん訪問。昼食をご馳走になって、更に武生の御誕生寺へ送ってもらう。ちょうど板橋老師はお出かけになっており、修行僧の方と少しお話をして帰ろうとしたところで老師が帰山される。3時から5時まで老師の応接間でお話を伺う。坐禅椅子に座らせて頂く。
「本物志向の時代になるから、あなたは本物に成れよ。」
石垣島は遠過ぎるのではないか、日本の真中辺りの方が良いだろう、しかし、北陸のように寒い所は止めた方が良いだろう、というお話だった。
5時過ぎに大乗院さんに武生駅まで送って頂き、電車に飛び乗って9時半に忠海着。薫と観音が迎えてくれる。
夜、龍昌寺さんからお電話有り。

12月20日 曇り。朝方の室温10度。
お墓の工事は、土台の大きな天板石を運び上げて、ほぼ終了した。しばらくしてから最後の墓石を搬入する。
午後、浄居寺さまへ散歩に行く。海蔵寺の参道を降りたところで保育園の子供たちの散歩帰りの集団と出会う。一人の男の子が観音にクチャクチャになった菊の花をプレゼントしてくれる。観音は固まったまま。ネコは見あたらなかったので、浄居寺さまの墓地所を巡って探して回る。
お茶の時間に観音は同席したがらない。午前中は結局出て来ず、台所で一人で待っていた。午後は、すぐに薫に抱っこされて眠ってしまう。しかし、お茶の後、布団に入れようとしたら目を覚ましてしまい、それっきり昼寝無し。
夜、薫について物干場に上がった観音、床板の穴が開いている所に左足をズボッと落としてしまったらしい。かなり痛かった模様。

12月21日 朝方から雨。
朝方の室温10度。日中は底冷えがする感じ。夜に入って暖かくなり始める。

12月22日 曇り時々晴れ。やや暖かい。
午後、吉田さんご夫妻、嵩さん、方丈、淳さんご一家、と引き続き来訪される。
観音は途中から昼寝。3時半頃から2時間ほど。
夕食の鍋にお餅を入れた。それが入っていたポリ袋を観音が木馬の頭部に被せた。幽雪が、「ビニール袋を被せると息が出来なくなって死んじゃうよ」と言うと、観音は大泣きしてしまった。観音自身が被る事を心配して、一応説明をしたのだが・・・。

12月23日 曇り。
幽雪、墓地所の草をバーナーで焼く。
薫と観音は歩いて郵便局その他へ行く。観音もずっと歩く。行きは走るようにして急いで行ったそうだ。
午後、平田さんご一家、十楽さん、方丈、お見えになる。
プレゼントして頂いた積み木で、桃子お姉ちゃんと遊ぶ。初めて他の子供と一緒に遊ぶことが出来る。はにかんだような、何か企んでいるような、妙な笑い顔をする。桃子ちゃんが作った積み木のお城を壊そうとしているのかと思ったが、そんなことではなかったようだ。
観音は5時頃から2時間ほど昼寝。目が覚めてから十楽さんもご一緒に食事。

12月24日 晴れ後曇り。
本堂裏のゲシの落ち葉を落として焼却する。観音も出て来て手伝う。
夕方、鯛の焼き魚と刺身のご供養有り。昼寝から目を覚ました観音は焼き魚を見つけると食べたいと言い出し、二匹平らげる。

12月25日 曇り。寒風強い。
観音は昼近くまで眠っていた。昨夜、幽雪と薫の布団を行ったり来たりしていたので、あまり眠れなかったのかも知れない。
法事の時に読む「信心銘」のデータが欲しいと言われ、「書院」のファイルを開いてみる。結構色々な文書を作っていて感心した。
午後、裏の掃き掃除をしていたら、不意に方丈がお見えになる。皆でお茶にする。そうしている内に、嵩さんが最後の墓標を持って来られる。無事設置することが出来、これでお墓は完成。
観音はこの間、眠くて眠りそうになりながら、結局、眠らず。最後、暗くなってから帰られるさんこう計画の人たちを見送る。
観音、今日はあまり食が進まない。
このところ観音が「これ何だか知ってる?」と聞くことが多い。
薫が昆虫図を見て教えた「ゲンゴロウ」という発音が面白いらしく、しばしば言っている。ガ行の音が面白いようだ。

12月26日 朝方晴れ、後曇り。朝方の外気温1度。室温7度。朝方雪がちらつく。寒い。夕方3度。夜、2度。
渡辺瓦さんが大手の土壁の補修に来て下さる。
午後、幽雪、方丈にご一緒願い少林窟道場付近の山へお華を取りに入る。
夕方、方丈お見えになる。お墓を見られた後、お茶にする。法事の件でみはらし温泉と連絡を取っておられた。人数の詰め。当日の昼食は90名を越えるようだ。
観音は途中で退屈してしまって、台所へ帰ってCDを聞く。

12月27日 
年賀状の第2陣を出す。
昼前に廣州師と祖玄師が同時にお見えになる。廣州師は薫と法事の出席者、宿泊者の件。祖玄師は老尼のCDのジャケットデザインの件。
夜、試作のCDを聞いてみる。
老尼の年譜をCDのジャケットに入れようと準備しているのだが、少々行き詰まる。夕方、まとめてあった老尼の履歴書等の古い資料を持って来て頂く。
午後、お墓の建立年月等を現地彫りに来て頂く。1時間ほどで仕事は終わった。
墓地所の華入れ。

12月28日 晴れ後曇り。朝方の気温0.5度。室温7度。
墓地所の掃き掃除。
方丈、墓の華壺の寸法を測りに来られる。観音と一緒に上がってみる。観音は一人で歩く。手をつなぐことも拒否して自力で歩く。
お茶にした時、老尼のCDのジャケットの件を相談する。年譜確定。ケース裏の説明書きも修正する。祖玄師にメールする。
薫は骨盤がずれているらしく、左右の体温差が激しいようだ。座板修理時の後遺症。

12月29日 曇り。やや暖かい。
薫は未明から片付けをしていたらしく、朝6時に観音が目を覚ました時、薫がいないので、観音は激しく泣きながら「ハハウエーッ」と叫んで、廊下へ走り出た。それからまた寝てしまう。
幽雪の母から、法事の為の観音の黒の着物と被布が届く。古いものを作り直して、送ってくれた。
墓地所の掃除完了。台所の片付け。風呂場の掃除。
食事の時、観音は結構上手に箸を使う。自力で何とかご飯を食べる。
薫は体調が悪い。何とか動いているという状態。早めに入浴する。

12月30日 晴れ。
台所、居間、二階の片付け。
夜、10時過ぎに閑山さん帰山。方丈、少林窟全員も同行。

12月31日晴れ。朝方の気温2度。
石垣の草取り、庭の掃除。閑山さんは窓拭き、荘厳飾りをして下さる。
観音は昼寝無し。
観音、ミィハンさんとすぐ仲良くなる。
夜、薫、ミィハンさんに着物や袴の準備。長襦袢に掛け襟を掛け、着付けをする。幽雪が送って少林窟道場へ。
帰ってから幽雪も仕度し、少林窟道場へ。12時半に帰って来る。
観音は夜11時半頃からようやく薫と入浴できる。二人ともくたくたになってようやく歯磨きをして寝たようだ。