4月1日 雨
幽雪、方丈に同行して、熊本の見性寺さまをお訪ねする。
入られて半月との事だが、凄まじい荒れ方に驚かれたそうだ。シロアリの大きな巣を目撃できる程の状況だったとお話下さる。早急に大改修が必要な事、間違い無し。苔むした、非常に趣のあるところではあった。
夕刻、和歌山より、円満寺さまも合流なさる。

4月2日
方丈は阿蘇をご覧に成った事が無いとおっしゃりながらも、片道1時間半と言う事で、断念なさる。午後3時半熊本を後にした。
午後7時47分忠海駅着。廣州師、薫、観音の出迎えを受ける。
方丈と廣州師をお見送りして、帰山。お疲れ様でした。

薫作のドレスの最終試着中の観音薫作のドレスの最終試着中の観音4月3日 晴れのち曇り
昼前、幽雪、観音の桜登山に付き合う。黒滝山の桜堂付近の桜は、2分咲き。面白い事に、少し下がった、老人ホームでは5分咲き、海蔵寺の直ぐ下のお稲荷さんでは、ほぼ満開。
午後、庭の草取り、観音は衣服を脱いで日光浴をしながら駆け回る。
薫は「泥縄」と言いながら、明日の衣装と未だ奮闘中。しかし、何とかドレスとバッグが縫えたじゃないか。観音も満足そうだ。

振袖姿で、お幸せ一杯の披露宴での千津子さんキャンドルサービス中の渡部ご夫妻!!花嫁衣裳に身を包む千津子さん4月5日 曇りのち晴れ。
今朝も未だ、「ドレスの飾りが・・」と悪あがきを続ける薫だった。
薫と観音は、千津子さんの結婚式に参列するために出かけた。途中、空港で十楽教子さんと合流し、ホテルにて大知博士と待ち合わせるのだ。あいにくの雨模様だったそうだが、良いお式だったそうだ。バージンロードをお父様と歩かれる千津子さんが、お父様にお言葉を掛けておられたのが、いかにも彼女らしいと、一同微笑ましく心に刻んだとの事。披露宴では、新郎新婦お2人とも、とてもリラックスしていらっしゃったのが印象的だったとの報告。
大知博士・披露宴会場のホテルロビーにてお式行われた教会にて・十楽教子さんと観音と薫自作ドレスで結婚式に出席させて頂いた薫と観音披露宴中にお手洗いに立った観音の帰りを、お色直しの入場を遅らせて、新郎新婦が入り口で待って下さっると言う心行き届いたご接待を受け、観音もレディーらしく、披露宴会場で過ごさせて頂いたのだと言う。イギリスの方が自慢された、「レディーはレディーとして接するから、レディーに育てるのだ」と言う言葉を実感したと薫。
幽雪、華の入れ替えをし、畑を耕す。

大知博士、江尻博士と観音4月6日 快晴。
江尻博士に抱っこで走り回って頂き、ご機嫌の観音幽雪、山内外の掃除。夕方に種まき。
薫が出先で財布を落とす。運良く、内容物から電話番号が分かり、警察より電話が掛かる。薫に知らせる。
薫は、大知博士、江尻博士の協力を得て、落とした地点にまで帰り、財布を無事に受け取ることが出来た。観音も同行。

4月7日 晴れのち曇り。夜になって雨。
花御堂の準備。

4月8日
お花祭り。薫は、何時ものように甘茶とお菓子を準備。
午後、薫が少林窟道場へ甘茶をポットで、お届けする。
終日、参拝者なし。
お薬師講に集まっておられた方々も、町でお見かけしても平地でさえ脚が上がらない歩き方を為さっておられるので無理もない。実に静かな降誕会となる。

黒滝山さくら堂より・桜越しに望む瀬戸内海4月9日
幽雪と観音、黒滝山まで散歩。散った桜と咲く桜で、散策道はさくら色。
桜の花びらを手に取る観音今年は、芸陽地震で壊れて使用不可に成っていた、さくら堂近くに設置されているトイレを作り直す工事が行われているので、桜に合わせてのイベントは総て中止されている。バイオトイレと言う、新しいシステムに切り替えるとの事だ。水洗では浄化槽を埋める場所が無く、膨大な費用がかさむと言う事で、以前は汲み取り式を採用していたが、悪臭、ハエなどなど問題点も多々あったようだ。バイオトイレは、排泄物とトイレットペーパーしか投入しなければ、微生物の活動により汚水処理も汚物処理もほぼ不要と言う事で理想とされるが、公共の場所では、利用者のモラルを信じきれないと言う理由で、殆ど採用されないそうだ。もし、微生物処理を阻害するような物が投入されると、悪臭に加え、その処理の費用負担も大変だからだとの事。この黒滝山散策道周辺の整備は、地元住民を始めとする黒滝山を愛する会の努力で進められ、登山者のモラルも良いと言う事で、採用が決まったと関係者の方は喜んでおられる。

鳩を追いかける観音鳩に餌を与える観音4月10日
広島城のお堀の中の駐車場は、ちょっとした公園に成っている。
平和公園ほどではないと言うが、鳩がたくさんいた。観音大喜び。
 

江尻博士と観音4月12日 雨のち晴れ。
朝、江尻博士到着。
午前中、2時間ほど江尻博士と薫は方丈を訪ねて、少林窟道場へ。
午後、宮床祭へ江尻博士、薫、観音が繰り出す。金魚、大判焼、スーパーボールなどを抱えて帰山。江尻博士がすくって下さった出目金を含む6匹の金魚が、観音のペットに加わった。
スーパーボールも観音が自分ですくったそうだから、1年間でやはり大きく成長を遂げたようだ。
金魚をすくっている江尻博士ウサギを撫でる観音今年もミニ動物園が来ていたそうで、長いこと観音はそこで過ごした模様。ただし、今年は昨年、息苦しそうにしていたワラビーは居なかったと、薫が報告する。ヒツジや、ウサギを撫でる観音の姿が、江尻博士のカメラに収まって帰って来た。

4月13日 快晴。
江尻博士、薫、観音は広島県立美術館へ仏像展を見に出かける。
道中の車では行き帰り共に観音は寝ていたそうだ。
特別展示を見ている途中で、観音は空腹を訴え、終に限界に達して泣き出し、終わりの3割位は江尻博士を残して、薫と観音は食堂へ。食堂も混んでおり、着席して間無しに江尻博士も合流。観音は、ご飯ばかりをひたすら食べて来たとの事。
5時半過ぎに帰山。お茶をして、江尻博士をお送りする。

4月14日 曇り。
幽雪、観音と庭の草取り。薫は、宮床祭りの最終日の町へ、苗、種などを入手しに行く。最終日とあり、お値打ち価格で種を得て帰る。
観音が、薫について洗濯物の取り込みに行き、乾いた洗濯物を入れた籠を持って、階段の最後一段を見落としてダイブ。
慧照禅尼のお墓の華を替えに行く時、観音はまたしてもコンクリートの参道で前のめりにこける。今度は右肘を負傷。

吉信明日香さん・十楽教子さん明日香女史が構えるカメラにノリノリの教子さん、観音と薫4月16日
十楽教子さん、吉信明日香さんがお訪ねくださる。
観音は初めて、幽雪も薫も同行せずに、お2人と一緒に散歩に出掛けた。浄居寺さまにいる猫を見に出かけたのだが・・・暫く見ない内に、子猫が4匹生まれていたそうだ。まだ、目が充分に見えていないくらいの小ささだったそうだ。観音は、見慣れた猫が不意に4匹の子猫の母猫に成っており、戸惑いながらも可愛がって来た模様。

4月17日 
幽雪は、清光寺さまの、お葬式の準備お手伝い。お通夜。

長靴履きで、虫捕り網を構える観音虫捕り網に向かい、捕獲したマユミの毛虫を観察中の観音4月18日
幽雪、清光寺さまの密葬に。
庭のまゆみは今年も毛虫がたくさん来て、風通し?見通しが良い状況に成りつつある。観音は、糸を吐いてぶら下がっている毛虫の観察に虫捕り網を持ち出した模様。
足元には毛虫の排泄物が堆積しているので、長靴が丁度良い。耳を澄ませば、排泄物が下の葉に当たる音、葉を齧る音などが聞こえる。
年に一度の、毛虫観察の好季節だ。

温まった石垣にもたれて休憩中の幽雪収穫した豆を入れた麦わら帽子4月22日
畑を耕す。豆の収穫をする。

4月24日
清光寺さま本葬。

4月25日
寿福寺さま、晋山式準備のお手伝い。

4月26日、27日
寿福寺さま、晋山式

種まきをしている幽雪・大手よりの隠し撮り4月28日
種まきをする。