6月2日
収穫畑にいる薫と観音収穫を一輪車で運ぶ一輪車を操る薫と観音

6月3日
種まき観音と一輪車種を蒔く観音

6月5日
方丈と方丈、薫、観音観音のおすまし顔

6月6日
観音の誕生日。3歳の万歳をする観音
浅田の母が来てくれた。

6月7日
どくだみ観音、おばあちゃんと、どくだみの刈り入れを楽しむ
宮島宮島の鹿と観音宮島・厳島神社の回廊に立つ母・薫・観音

6月8日おばあちゃんと植物観察
観音は、墓地所におばあちゃんと一緒に上がり、植物観察。

6月11日
芝刈り
薫、三景園の澤田さんを訪ねる三景園にて、澤田さんの奥様

6月13日
ムニエルムニエルを作る観音

6月14日
名古屋の大林さんご夫妻が、大寛慧照禅尼の墓参にお見えになられる。大林さんは、慧照禅尼の実のお姉さんだ。心臓が、悪いため、寒い間は外へも出られなくなったのだとおっしゃり、この時期にご主人の運転で、車でお見えになる事と成ったとおっしゃる。
お墓にお参りしている内にぽろぽろと雨が降り始めたが、濡れるほどではなく終える。

6月15日
義光老師のお命日。父の日にもあたった。お弁当を詰める観音
道場も方丈、廣州師、観硯さんの3人だけと言うことなので、義光老師のお参りをさせて頂いた後、お昼はお邪魔する運びとなる。
薫がお弁当を作り、足りなかった時は、道場のうどんをと言う話になったようだ。薫がご馳走を作り始めると、観音も大張り切り、エプロン姿で、登場である。おにぎり、カレーパン(?カレーのサンドイッチかな?)、おひたし、卵とじ、海老、キュウリの塩もみ、シュウマイ、卵焼、しめ鯖、から揚げ等のご馳走を容器に詰めるのが観音の仕事。お箸も大分上達した観音だが、から揚げは全部を一気に詰めるのは無理なようで、休憩を入れて手が疲れたと振りながら、詰めていた。かおる作のエプロン姿の観音
道場では、観硯さんも目玉焼きを作って下さっており、皆で頂く。量も充分に足りて、それ以上する事も無かった。
この留守に、河野先生がお嬢様方を連れて、お尋ね下さったとメッセージがあり、観音大いに残念がる。古いパズルを組み立てる薫と観音
薫が小さい時に遊んだパズルを観音が見つけ出した。が、台紙部分はとってなかったので、ジグソーパズルと同じように組み立てねばならない。それを、薫と一緒に観音が組み立ていた。

6月16日
澤田さんとご一緒に

6月17日
活発な観音

6月18日
薫を真似て手帳を調べている観音

6月19日
観音・庭にて

6月20日 晴れ。
水溜りでべちゃべちゃになって遊ぶ久しぶりの青空に、薫は洗濯に追われる。観音も縫ぐるみのお風呂を完了して、今日乾かさねばと奮闘。水溜りでびちょびちょになって遊ぶ観音
午後、十楽教子さんがお見えくださる。薫の手元にある譜面を取りにみえられたのだ。薫の作詞作曲した歌をずっと編曲し、譜面にして下さっていたが、「歌詞が打ち込めない」「譜面の最後の空いた小節を消せない」などの問題点を克服出来ず、切り貼り状態を脱し得ていなかったのだ。今までのソフトがとても扱い難いので、譜面を仕上げるのにもっと使いやすいソフトを探す事にしたのだとおっしゃる。講座用の譜面の事もあるからとの事。
実は、先月から、ボイストレーニングと名付けて、歌の持つ癒しの力を得る講座を社会福祉協議会にて開始された。毎週参加希望が増えるので、受講を認めたところ、7名程だった生徒が3週ほどで、40名を越えてしまい。隔週だったクラスも毎週にし、教室を移す事になるほどの人気が出ているそうだ。「車椅子の方、目の不自由な方、痴呆症で、無反応になりつつあった患者さんなども参加しているが、黒板にも書くし、譜面も配る、耳が遠い方にはその時近くに来て頂いてやってます。気遣う事、助ける事は、赤ちゃん扱いしたり、無能力な人としてみなすのとは違うんです!」とご自分のスタンスを語られる。この価値観が、薫と近く、話が合うようだ。(薫は赤ちゃんに対しても、いわゆる赤ちゃん扱いをする事は不適切だと考えている。)
観音がブロックを持ち出し、薫と3人がかりで、大作を仕上げた模様。
車のバッテリーが弱って掛からないので、教子さんの車に繋がせて頂いて始動する。ところが、やはり不調。少し走ってみたが、暫くすると完全停止してしまう。
結局、お世話に成っているモータースさんに救援を要請する羽目になった。ダイナモが壊れ、バッテリーに充電してないので、ガソリンポンプが作動しないのだと教えて下さり、バッテリーを取りに行かれた。それをレガシーの助手席へ入れ、窓を空け放ち、ケーブルで助手席のバッテリーとエンジンルームのバッテリーを繋ぎ、「これで、うちまで走って来て!」と先導。薫が車を運び、代車で帰山。幽雪と観音は、祇園祭の若衆の太鼓の練習を拝見したりしながら、散歩して帰る。

6月21日
午後、三好さんご一家がお尋ね下さった。大きいお姉ちゃん達が来て下さって、喜ぶ観音。お茶を入れた所へ、今度は河野先生とお嬢様方が、上がって見える。
ご一緒にお茶をして頂こうと思ったのだが、河野先生は、水月ちゃんが未だ眠っているので、とおっしゃり、ご遠慮された。
河野先生のお嬢様方と遊ぶ河野先生の一番下のお嬢さん・水月ちゃんは、1歳に成ったばかりである。観音は、赤ちゃんが気に成る。縄跳びや紙芝居を抱えて来られた、河野先生の上のお嬢さんは2年生と来年学校に上がられるお姉ちゃん達。どちらも気に成るしで、とても困った様子の観音に、三好さんは、「歳が近い方が楽しいものだから、お友達と遊んで」と、おっしゃってお帰りになってしまわれた。恐縮。
遊び始めると、観音が水月ちゃんを気にした。お姉ちゃん達が、とうとう水月ちゃんを起こして、抱いて来てしまう。水月ちゃんは、眠かったようでぐずっているのだが、お姉ちゃん達は、抱っこしてグルグル回ってあやしていた。「気を付けてよ。落とさないでね。」と河野先生。砂遊びする観音これではやはり、水月ちゃんも目が覚めたようだ。「水月も目が覚めた。」と先生の所へ下ろして、お姉ちゃん達は又、元気に駆け出す。観音は、逞しく育ちつつある水月ちゃんを、唖然としながら見ていた。
時折、お姉ちゃん達から離れ、水月ちゃんの所へ来る観音。河野先生と少し話し、水月ちゃんに声を掛け、又、お姉ちゃん達に合流。夕方まで、子供達のにぎやかな声が響いた。お姉ちゃん達、帰られる前には、脚を洗って、服を着替えて・・・裸足で駆け回って砂遊びをしたのだ。
後には、3人が作った砂の山が静かに残された。

6月22日
ジュニアシートでご機嫌の観音代車なので、これを機にかねてから準備はしていたジュニアシートを登場させた。3点支持のベルトが必要だが、代車はトッポである。助手席にセットしたジュニアシートに観音は事の他ご機嫌。大人と同じと、大喜び。
薫に付いて観音は、少林窟道場までお遣いに行く。腕を袖から抜き面白い格好でアイスクリームを持つ観音勝運寺の奥様が丁度、作務をしておられ、ご挨拶した時、玄関先にカニが出てくる。観音が見つけ、欲しいと言うので、奥様が捕まえて下さった。それを袋に入れて帰山したのだが、途中で袋を放してしまい車中でカニに逃げられる。
帰山後、幽雪も加わり、捕獲に努めるが・・・敵はすばしっこい!結局、観音がお昼寝をした2時間半後くらいに、薫がスペアータイヤを外し、終に捕獲した。
餌が、分からず、キュウリを与えるが食べない。夜になって、胡麻やメダカの餌などに挑戦したところ、小さな爪を頻繁に動かし、赤虫の干物と胡麻を食べていた。

6月23日 雨。
トウ文老師のお命日。きゅうりを齧る
朝には、カニが虫籠内にセットした水兼餌入れのトレーをひっくり返し、下へ潜ろうとした痕跡が見られた。
観音は、先日も「カニさん、泣いているよ」と目の下が潤っている事を気にしていたので、解き放つように話してみる。すると、今日もジュニアシートに座って行き、カニをおうちに帰してあげるのだと言い出した。
トウ文老師のお参りに行かせて頂いた折に、カニも持参。方丈も見守って下さり、観音はカニを参道脇へ放つ。

6月24日
Taliaちゃんが近々帰国すると言うので、記念にTaliaちゃんに下駄をプレゼントする事に決めた観音と薫は、荷造りの都合もあるだろうからと前々日の今日を選んで出かけた。踊るTaliaと観音
Taliaちゃんのお母さんも 「Talia、これ大好きで、もう一杯遊んだね。これ、Miruneにあげて良いでしょ?Dozoして、MiruneみたいにDozoして。」とおっしゃったのだ。「好きでたくさん遊んだから、古くなってるけど、記念になるでしょ?」とTaliaちゃんのお母さんが、Taliaちゃんが愛用したアルファベットの積み木について語られた。観音は、この出来事に驚きを覚えたようだ。帰り道で観音は、「観音のブロックをあげるって言ったら、観音は泣いちゃうよね。」と、自分に置き換えて、薫に話したそうだ。
大人或いは、大きいお姉ちゃんばかりに囲まれて来た観音にとっては、分け合う事や受け渡しをする事は、完全にそれを手放す事とは全く違う。加えて、自分が渡したくない物を渡す必要も無かったのだ。Taliaちゃんと出会った事で、初めて自分の意思に沿わない事を見守ると言う新しいスタンスを知ったと言っても良い。薫に「Taliaちゃんが持ちたい時は『どうぞ!』と持たせてあげるのよ。Taliaちゃんも『どうぞ!』ってするから」と言われ、「観音はTaliaちゃんを見守るのよ、お姉ちゃんなんだから」と教えられた。だが、この「どうぞ」も決して、所有権を譲った訳ではない。一時的な使用権を自分が放棄した事に過ぎなかったのだ。だから、愛用品を記念にと言うのには、驚いたようだ。
逆に、Taliaちゃんとお母さんは、I am very happy Talia has met Mirune.  When she talks about Mirune she says "dozo" which means she has a memory of sharing with her.  Most of the time she remembers that other children say "da-me" to her. と語っておられる。
「子供は取り合うもの」と言うのは、とても短絡的な判断かもしれない。子供には、大人以上に相手の考えを感じ取る力があるのかもしれない。分け合う意思が無い事が分かるから、取ろうとする。分け合う意志が無いから、渡すまいとする。これは、とても動物的な反応だし、自然に備わっている部分だろう。しかし、子供はこの本能の部分を出られないと決め付けるのは、人間性を育てることには成らないのではないだろうか。少なくとも、この2人を見る限り、そう思えてくる。

6月26日 曇り時々雨
今日の夕方の便で広島空港より、Taliaちゃんは発つ。観音が摘んだ花を薫が花束に仕上げた。この花束と共にお別れのカードを渡すべく用意する。4時半に空港へ到着の予定と言うので、それに合わせて2人は出発。お別れに抱っこをプレゼントしようとするTaliaと観音
ちょぴりご機嫌斜めだったと言うTaliaちゃんだが、花を1輪摘んでしっかりと手にしていたと言う。甚平に下駄と言う姿の観音を見つけると「Mirune!」と指差し、「Geta、Kutsu」と自分と観音の履物を言い分けたそうだ。お互いに花を渡しあい、観音は手にもっていたカバンのポケットに頂いた花を短くして挿す。ところが、こんどはTaliaちゃん観音のカバンが気に成った。それを持ちたいようで手を出す。薫は「Taliaちゃんが見せてって」と観音を見る。と、観音も「ハイ、見て良いよ」と渡す。Taliaちゃんが持ちまわっている内に、ポケットに挿した花が落ちた。観音は慌てて花を拾って追いかけ、今度は花をポケットではなく、本体の中へ入れる。Taliaちゃんも、カバンを覗いていたが、中の物をだすことは無かった。持っては、離れて行くので、気に入ってしまったのかと、ご両親も薫もちょっと心配に成ったようだが、Taliaちゃんは、そのカバンを持って離れる事で、みんなの関心をしっかりと引くようにしていたようだ。結局、そのカバン自体に執着する事は無く、観音に返して、自分の象さん(リュックサック)をおんぶして、ゲートへ向う。
空港で、1時間程一緒に過ごし、搭乗した飛行機が離陸するのをハンカチを振って見送って来たのだとのこと。観音は、「Talia、アメリカに帰っちゃったね。」と言い、帰途で眠ってしまったのだと帰宅。
目が覚めた観音、「Taliaちゃんに貰った花が無い」とカバンをひっくり返していたが、小さなタンポポの花は、貰って飾った時とは一変して筆のように花を閉じていた。その一輪の花は、テーブルの隅にちょこんと置かれている。

6月27日 雨時々曇り。
カウンターが15500を越える。「少し、カウンターが上がるペースが速くなってる。雨が続くからかしら?」と、薫。単純明快な表現には聞こえるが、ちょと短絡過ぎないかい?

6月28日
駆け回る薫は夜が空けない内から何か文章を作っていたようだ。が、朝には、観音のお昼ね用のブランケットを被って寝ていた。何でも、使っているソフトが狂ってウイルスに食われるようにその文章が消え去って行き、そのショックで寝たそうだ。「仕方ないよ、古いソフトだからさ。元気だしなよ」
古いソフトには、後継版の無いものがある。薫が好むソフトにはそんな物が多い。その後に出て来るソフトは、新しいコンセプトやニーズで作られていて、同じ機能を持ち合わせていない事も多い。或いは、ファクスソフトやプリンター活用ソフトの様に、同じ事が出来ても、非常に高度になり、複雑で重たくなっていて薫には無用の大きさだったりする。それでも、その機能を含んだものが見つかれば御の字、ワープロソフトに至っては、キャノンがソフトから手を引いてしまい、その後は出ていないのだ。今のOSにのせられただけでも感謝に値する位の話である。が、確かにWordTopは優秀だ。気に入ると、本当に長くその品を愛用する薫なので、ソフトの乗り換えも容易ではなさそうだ。

6月29日
祇園太鼓の練習を見に行き、犬と話をする観音祇園太鼓の練習を見に行く。集まっていらした誰かの犬が繋がれていた。観音は太鼓より犬が気に入ったようだった。