7月1日 雨。朝方はかなり強く降る。
昼に雨の中、観音と八幡神社、稲荷神社へ散歩に行く。観音はカッパに長靴、幽雪は傘に草履。観音、八幡神社の社の横の水溜りで転ぶ。ドロドロに成った。
お中元が来始め、薫はお中元関連の事務を始める。
お風呂の蛍光灯を新しいものに替える。ウォーム色という新しいものを買って来たが、これは失敗だった。赤が非常にどぎつく見え、とても疲れる。
午後、観音は一人で布団に入り、絵本を見ながら眠る。しかし、来客があって途中で目が覚めてしまったらしい。その間、幽雪は二階で眠ってしまった。観音と一緒に風呂場で過ごしていたのでウォーム色に疲れたようだ。

7月2日 晴れ。
薫は未明から活動していた。事務と洗濯。
幽雪、塀の内側に伸びて来た笹を根こそぎにする。引き続き白木蓮、藤の剪定。
観音も外で思い切り活動。

7月3日 雨時々曇り。
昨日の剪定した枝の片付けなど、雨に阻まれる。
薫と観音、少林窟道場へ、野菜の差し入れ等に出かける。道場に、道育師、高村先生も丁度いらしておられたと帰山。
薫と観音は、夕方、太目の枝などを選び出し、豆が登る支柱として畑に立てに行く。雨の中での作業である。7時に成っても帰ってくる気配が無いので、幽雪が夕食に腕を振るう事にした。肉じゃがと野菜炒めなどと思い、勢い良くジャガイモを切って・・・ちょっと多すぎた。2つに分けて、多すぎた分も、何でも良いから煮て置いた。途中で、観音だけが帰って来た。レインコートの両ポケットからも、梅雨豆、モロッコ豆がゴロゴロ出てくる。雨中の作業は、蚊に襲われないから良いと、後から帰って来た薫のポケットからも豆がドンドン出て来た。
その後、「ワー、良い匂い!」と言いながら、薫は、煮ジャガもサラダとお汁に変身させ、充実の遅い夕食。

7月4日

7月5日

7月6日

7月8日

7月9日
十楽教子さんが、薫の曲の譜面を新しいソフトで入れて来て下さる。今度は、HPにこの状態で載せる事が出来るとの事。見てくださる方が、同じソフトを利用していない場合、サイトから読み取り用のソフトをダウンロード出来るので、音を出してみる事が可能だろうとの事。
音を出してみながら、微妙な違いを2人で、変更していた。と、言っても、記号による変化を教子さんが説明し、演奏して、薫のイメージとどうかと言うのを繰り返している。最初の譜面よりもっと、多くの人に判りやすい表記にする事を目指したようだ。上手く行くと良いね。

7月11日
省博士より、薫にセキュリティーホールの情報を頂く。通常の電話回線を使用しているので、このパッチをダウンロードするのに一苦労。
2度ほど、回線中断と言うハプニングを経て、無事終了。こんな時は、通信速度の速い回線の必要性を感じる。が、しかし都会とは違い選択肢は非常に少ない。

7月14日

7月15日

7月17日

7月18日

7月19日

7月24日
方丈、道育師、廣州師、克秀師がお見えくださり、墓地所脇とお隣さんの裏山になる部分の木を伐採。20年前に方丈が切ったのだそうだが、大きく成長していた。
方丈久しぶりの、本格的荒作務とは言え、チェーンソーの技を披露。やはり、自在にチェーンソーを使いこなすのは方丈のみ。エンジン式と電動の2台が活躍。
2時間と言っていたが、昼食を挟んでの長期戦。皆さん本当にお疲れ様でした。
切り落としたものは、お隣りの奥様がボチボチ処分しますとお申し出下さる。「ありがたい」と方丈がお願いする。相当な量である。

7月25日
薫のところにオードブルの作り方の相談の電話が入っていた。電話の後には、図を書いてファックスを流している。他人事が他人事でなくなる薫は、その後も 思考がオードブルに占領されていた。明日だと聞き、作る手順まで気に成っているようだ。

7月26日
藤原千恵女史と十楽教子女史が、午後 お見えになる。
夕食、天神夜市と過ごして帰られた。もっとも、夜市は大人3人が観音に同行したと言う感じだったようだ。

7月28日
例年の梅雨明けの燻煙が実行不可能なままに成りそうで、思案していた。結局、今年は、梅雨に井戸水が濁って、飲料する事を止めている事もあり、思い切って化学薬品を使った物を使用してみる事にした。水に浸けて、発煙し、2時間後に換気して完了と言うものだ。
以前の車のエアコンのクリーナーなどの事もあるから、薫が本当に2時間後に近づけるかどうかは怪しい。が、しかし、これなら半日もあれば出来るので、3日3晩の燻煙と違い実行可能だ。
湿気が多く、以前には思いもよらなかったところでカビが発生するなどの被害が出たので、やはり実行しようと言う事に成った。予定日に雨が降り出来なかったので、延期し、今日がその決行日と成った。
子供の玩具、観葉植物、ペット等は運び出し、寝具は薬剤が付着しないようにする事と成っている。しかも、観賞魚など丸一日入れてはいけないと言うのだ。本当に、人間だけが2時間後に入室して、安全なのだろうか?薫は説明書きを読みながら、読めば読むほど、どこを取って安全と言わせているのか理解に苦しむと固まっている。兎に角、あれこれ運び出しをし、2手に分かれて、煙より早く山内を駆け抜ける作戦で、水を張った容器をセット。
決行! 1人が様子見に残り、観音を連れて1人が離れる予定だったが、漏れ出た煙を僅かに吸い込んだらしく、意外にも幽雪が一番に不調を来す。薫が絶対に宜しくないと、全員で離れる事を強く主張。もたもたしていると、観音も被害に合うと判断し、一旦全員で離れる事にした。もっとも、予定よりずれ込んだので、昼食を終えていなかった。お弁当を入手、黒滝山のふもとでピクニック気分の昼食を取る。留守番がいないので、来客が被害に合わないかが案じられた。
1時間半ほどして、一旦帰山。本当に後30分で、突入して安全なのだろうかととても怪訝な薫。換気をしない事には、始まらないから邪魔なので、「観音の安全の為に」と称して、薫と観音には退散願う。実際、開け放ちに、入って歩くと床に舞い降りた薬品で足裏がベタベタする。
夕方、薫の実況中継を受けた省博士より、家庭用殺虫剤の種類と特徴、対処法のアドバイスが入る。安全に関して、薫が、「母は『全校生徒が、並ばされて、頭からDDTを掛けられた』と話していたけど、今、子供にDDTを掛けたら、大問題になるでしょうねぇ〜。次世代に成ったら、『昔はこの怖さを知らされてない人達が、2時間後には入室し、その夜もそこで寝てたのよ』って話になるかも・・・」と入れると、H13年が「バルサン」の50周年だったようですが、この歴史をどう見ますか・・・と省博士。換気後も付着した薬剤は、残留するとの事、兎に角、総てを拭くしか無いようだ。車中で夕寝する観音を残し、残留毒物と格闘。幸い天候は保たれ、ガレージ内に運び出したものは、このままに出来そうだ。
やはり、観音はメダカと共に入室は1日諦めた方が安全だと判断。目が覚めた観音に、薫と共に入室を禁ずると申し渡す。

7月29日
天気は下り坂。兎に角、毒物の除去された空間と、運び出したままの物を持ち込むエリアが必要なので、急ピッチで拭いて行く。
お昼過ぎ、観音も屋内へ。

7月30日
省博士が、投稿中だった論文が受理されたとの事。おめでとうございます。
残りのエリアの薬物拭き取り作業を続行。薫は若干喉がイガイガと痛むと言う。観音も薫も声が風邪を引いた時のようだ。幽雪は、喉ではなく、皮膚から薬物臭のある油分を汗と共に分泌しているようだ。
金魚は3匹が夜を明かす事が出来なかった。薫が、夜市で金魚を入手した本当の理由は、どうやらこの為だったようだ。
これらの異変報告を受けた省博士は、金魚が永眠したのは、浮遊していた殺虫剤が水に溶けたからかも・・・口に入れないように気を付けなきゃいけませんね、とアドバイス下さる。