薫雅流

ビワの若葉の天ぷら レシピ


ビワの若葉は天ぷらにすると美味しい。見かけだけではこれが本当に食べれるのだろうか?と思われる方が多いと思う。山野草類の中ではかなり食べやすい物の一つである。収穫も調理も手間のかからない一品と言えるだろう。ただし、自生している物以外は実を収穫する目的やビワ茶などの目的で育てられて居ることが多いので 持ち主の許可を取って分けていただく事。(若葉をたくさん摘み取ると 実りが遅くなる事もある。ビワ茶にするる為に葉を育てている場合は収穫が無くなる事になる。)

手順1:ビワの木を探す

春のビワの木
ビワの木を見たことが無い人にとってはなかなか見つけにくいかもしれないが、
実りの期待できない自生の物もかなりある。(温暖な気候の所)
大きな船型の濃い緑の葉の中に白っぽく天に向かって立っているのが若葉。
春から初夏にかけて若葉が出てくる。
実りがある時期に目星を付けておくのも手である。

手順2:若葉を確認

ビワの若葉
白い産毛のようなものに覆われているのだけが若葉である。
時期が遅くなると若葉も硬くなるが、その時はこの白い産毛は見当たらない。

手順3:摘み取る

ビワの若葉・天ぷらに使える部分
柔らかい若葉だけを収穫する。
ちょっとでも硬いのは嫌だ!と言う人は小指大の大きさにすれば大丈夫。
食べてみて硬ければ止めるのでさほど神経質に成りたくないと言う人は、
白い産毛が有るか無いかで判断して行けば良い。
はさみを使わず手で取れる範囲の硬さで摘み取って下さい。

手順4:洗う

収穫した若葉は水洗いして、ザルなどに上げて水を切る。
産毛は気にしなくて良い。 

手順5:天ぷらにする

ビワの若葉の天ぷら
緩めの衣を作る。
一枚ずつ揚げるので衣は水っぽいかなと思うくらいに作ると良い。
油は普段使っているものにごま油を足して使う。
温度は普段より高めにする。
薄く衣を付けてカラッと揚げる。
温度が低すぎると、時間がかかる割りに美味しくない。
箸で挟んでシャキとしたなと感じる所まで油に入れておく。
端をつまんでたらりとしている様では衣がべた付いていて美味しくない。
加減が分らず油から取り出してしまった人は、2度揚げすると良い。
衣の色を白く仕上げたい人も2度揚げで簡単にカラッと揚げられる。

手順6:盛りつける

ビワの若葉の天ぷら・盛り付け
本当にカラッと揚げてあると、盛り付けた時天ぷら敷き紙の上にも殆ど油が付かない。
竹籠などのように油を吸ってしまう心配がある器でも、安心して盛り付けに利用できる。
籠類は通気性があるので盛り付けた天ぷらが水っぽくならず最適である。
ただし自信のない方は、無理して大切な籠を台無しにしないためにクッキングペーパーを敷くなどの工夫をするか 或いはもしもの時に嘆かないで済む器を利用してください。

家に帰る 案内板を見る 引き返す 旅を進める 知らない人に付いて行く 料理の先生に付いて行く 助けを呼ぶ